公益社団法人福島県宅地建物取引業協会 公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会福島本部

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一般のみなさま

会長挨拶

会長挨拶

新年あけましておめでとうございます。本協会の運営につきまして、日頃より格段のご理解とご協力を頂いておりますこと、心より感謝申し上げます。

昨年は元旦に能登半島を大地震が、9月には豪雨が襲い、避難された方が再び被災され、再避難を余儀なくされるなど、大変悲しい出来事がありました。
これは行政による避難先選定に課題を残す結果ともなりました。被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げると共に、地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
また、社会情勢の悪化を起因とした闇バイトなどの凶悪犯罪が特に関東地方で多発し、県内でも一軒家を狙った強盗が発生するなど、県民にとっても多難な一年となりました。

我々不動産業界においては、人件費や建築資材の高騰は避けられず消費者の住宅等の買控えが見られるなど、不動産流通は芳しくなかったように思います。地価についても郡山市などごく一部の都市部以外は下落傾向にあり、福島県の今後を深く考えさせられるものとなりました。

昨年6月には「空き家等に係る媒介報酬規制の見直し」が発表され、空き家等に対する報酬額の上限を改定するなど、我々にとって朗報となる制度も整備されつつありますが、人口減少に伴う空き家の問題はもはや全国的な社会問題となっており、約900万戸あると言われる空き家をどう利活用できるのか。
本年、我々は「空き家の利活用」を喫緊の課題として、主体的に取組んでいきます。

空き家問題の取組みの一環として、当協会は現在39の市町村と空き家バンク事業に関する協定を結んでおります。また、県内で実施している住宅への配慮が必要な方への「住宅セイフティーネット制度」については、大家さんや業者にとっての利便性を向上すべく再整備を実施したうえで、官民一体で推し進めている事業であり、居住者支援を通じた新たな需要の創出となりえます。

これに加え、本年は全宅連と協調し先進技術に基づく不動産DXの成果を会員の皆さんにお届けいたします。是非、ご活用いただき県民と行政を繋ぐ架け橋となるべく、更なるご協力をお願いたします。

本年は大阪・関西万博において、東日本大震災で被災された方の鎮魂や復興を願う東北の夏祭りを集結させた「東北絆まつり」を、会場に訪れた世界各国の皆さまにご覧いただきます。
原発事故という悲惨な災害に見舞われた福島県が、たくさんの人々に頂戴したご支援により、復興を遂げたことに対する感謝と、そしてその先の未来へ向かう勇姿が全世界へ知れ渡るものと期待しております。本協会もより一層地域に寄り添い、地域の人達を笑顔にする協会を目指しますので、会員の皆様の一層のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

結びに、会員皆様の益々のご繁栄とご健勝をご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。

令和 7 年 1 月 6 日
公益社団法人
福島県宅地建物取引業協会
会 長 加 納 武 志

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