一般のみなさま
新型コロナウィルス感染症が世界に蔓延して、4年目を迎えました。
収束の兆しが見えないなか、昨年カタールにて行われたサッカーワールドカップは激戦の末アルゼンチンが優勝しましたが、日本も大躍進を見せ、国民に勇気と希望を与えてくれたことは記憶に新しい出来事です。
昨今、不動産DXをはじめとするデジタル化、新しい生活様式に伴う環境変化など、不動産業界にとっても多様な変化を求められる時代となりました。
この流れはこれからも続いて行くと思われます。我々、ハトマークグループ会員もめまぐるしく変化する消費者ニーズをしっかり捉え、皆さんに役立つ情報の発信に努めていく所存です。
特に、テレワークを前提とした地方移住の推進や、空き家問題解決のための活動、「不動産のたたみ方(終活)」については、不動産業が大きく関わります。当協会も関連セミナーや各種相談会を開催し、生活者と共に歩んでいきます。
昨年は不動産をとりあげたドラマ「正直不動産」が大きな反響を呼びました。主人公は嘘をつけなくなったことに苦労しつつも、新たな価値観を提案し、相手に満足してもらう内容は業界内外で好評だったようです。
「風」はいつも我々に吹いています。それが追い風であるか逆風であるかは、その人の捉え方です。どんな苦境であっても「相手のことを想い、粘り強く取り組むことの大切さ」を改めて認識させてくれた物語でした(ドラマでは不動産業を分かり易く紹介しています。未視聴の方は是非ご覧ください)。
コロナ禍になり、地域の皆さんと直接お会いする機会が減ってしまいました。本年は地域の皆様に「笑顔」と「新しい風」を届けられるような協会を目指し、福島県内9支部、1108社のハトマークグループ会員一同、精一杯努めさせていただきます。
結びに、1日も早いコロナウィルスの終息と、皆様のますますのご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、ごあいさつといたします。
令和 5 年 4 月 1 日
公益社団法人
福島県宅地建物取引業協会
会 長 伊 東 孝 弥